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自然光で視認性に優れた、表示デバイス

蛍光表示管(VFD)とは

VFDとは、真空管の原理を元に開発され改良・発展した表示デバイスです。
真空容器内のアノード電極上に蛍光体をパタンニングし、電子を衝突させ発光させます。

動作原理

動作原理
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フィラメント

フィラメントは、表示の妨げとならないよう極めて細いタングステンの芯線に、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)の酸化物が被覆されたもので、フィラメントサポート(固定端)とフィラメントアンカ(可動端)の間に適当な張力を持たせて取り付けられており、この両端に規定のフィラメント電圧を印加することによって陰極温度が約600℃前後となり、熱電子が放射されます。

グリッド

グリッドもまた、表示の妨げとならないようにステンレス等の薄板をフォトエッチング成形した金属メッシュで、これに正電圧を加えてフィラメントから放射された電子を加速、拡散してアノードへ導いたり、逆に負電圧を加えてアノードに向かう電子を遮断(カットオフ)したりする役目を持っています。

アノード

アノードは、ほぼ表示すべきパターン状に形成された黒鉛などの導体の上に表示パターンの形状に蛍光体を印刷したもので、これに正電圧が印加されると前述のグリッドで加速、拡散された電子が衝突して蛍光体を励起し、発光します。
蛍光体として現在最も広く使用されているものは、発光色が緑(ピーク波長505nm)で動作電圧の低いZnO:Zn蛍光体です。
また、蛍光体を変えることにより赤橙色から青色まで各種のカラー発光が可能です。

構造